寒い朝

氷点下に達する日が多くなってきた。
木々がひっそり、パキパキと音を鳴らしている。

雪が降っているけれど、明るさのある空を見て歩き出す。
木道には薄く積もった雪に先人の足跡がある。
まだ朝早いから宿の客人のものだろうか。

しばらく歩いていると、お供であった足跡が突然消えた。
ここで引き返したのかな。と足をすすめるが、ふりかえる。
あれ?戻りの足跡はなかったような…
背筋がひやりとする。

霧も出ているので今日は引き返そうか、
そう考えているうちに湿原の対岸の雲間から光が差してきた。
大丈夫…ふたたび歩き始める。
凍るような空気が肺に入るたび身体が洗われるようで心地よい。

一周終えるころには手足の先の感覚がなくなり、早く辿り着かなければと早足となる。

何かの気配を感じ、足を止める。
鹿が1頭こちらを見ている。


寒いね。もう冬が来るよ。

Painting& Words:Kiho
2021-12-15

みちくさ

秋も終わりが近づき、ふと見ると塀にまだまだ色鮮やかな葉が垂れさがっている。
なんの葉だろう………みちくさですね。

苔もオレンジでかわいいと見惚れていると、夏目漱石の道草を思い出す。
うろ覚えの内容にもう一度読んでみようかと思う。

つらつら帰り着くと、「道草」と辞書をひいてみる。

・ 道ばたに生えている草。
・ 目的の行き着く途中で、他の物事にかかわって時間を費やすこと。
・ 書名 夏目漱石の小説。                    

あのひとときで道草を網羅していました。

Source:道草,大辞泉,japanknowledge.
Painting& Words:Kiho
2021-11-29

みみこさん

わが家の三男。
お風呂に入れさせられたあとは、窓辺でふくれっつらです。

Painting& Words:Kiho
2021-09-18

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